自分の角度から、世界を捉える。
エハン・デラヴィ氏の講演に参加しました。
私は事前に、知り合いの主催者の方々から、
「講演にいらした方たちに、参加者プレゼントを配りたいので、私のパステルアートのポストカードを購入したい」と、
とてもありがたい申し出をいただいていました。
エハンさんは、本当に本当に素敵な方でした。
お話のひとつひとつが、心に滲みわたるような深く透明な響きを持っていました。
同時に、すごくチャーミングで、愉快で。
あ、このひとは天使の方だ~///ってかんじ。
この方の講演の参加者プレゼントとして、
私の描いた作品のポストカードを使っていただけるなんて、
なんて光栄だろう、と思いました。
講演後に、直接、エハンさんにもポストカードを受け取ってほしくて、
残っていたカードを手に、彼のところに行きました。
私が描いた作品なので、よかったら、ぜひ受け取ってください、と。
エハンさんは、少し逡巡してから、真っ直ぐに一枚のカードを選びました。
「うん、これがいいね」と。
そして、そのポストカードの作品に、私が何気なくつけたタイトルを、
エハンさんはほめてくれた。
「放射 radiation」
―この言葉に、ほとんどの人は放射能との連想から悪いイメージを持つだろう。
でも、あなたはこの言葉から、全然別のイメージをとらえることができる。
それは素晴らしいことだ―、と。
―あなたのイメージを、人々に伝えなさい―、と。
もしも、物事を他のひととは違う角度から、眺めることのできる素質が私にあるのなら。
そう思ったときに、
自分の感覚はひねくれているのかも、と、
うがったものの見方をしているのかも、と、
おそらく無意識に、ずっと自分を卑下し続けていた自分がいたことに気付きました。
私は私の感じ方を。そして私の表現を。もっと大事にしよう。尊重してあげよう。
そう思いました。
誰にとっても正しいこと万人に良いと思われるもの
そんなのは、幻。
だから、あなたはあなたの感じるまま、思うままに。
あなたのセンス、あなたの見方で。
世界を捉えていけばいい。
あなたの魂と呼応する表現が、きっと、いちばん美しい。
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