虹のこども
娘が生後半年たって。
なんかもう、新生児のころは、その自我のなさ加減が、
たまたま人間の器の中に入ってしまった妖精の類かなにかみたいだなぁ、
って感じていたのが、
すっかりやんちゃな小動物(それでも小動物笑)みたいになって、
ほんとすごいなぁって思う。
ちょっと変な表現でしょうか(笑)
きっと、発語なんかをはじめたら、いよいよ人間への道を歩みはじめるんだろうな。
まあ、とにかく可愛いです。(←親なんとか)
あまり子供が好きな方でもなかったけれど、
ひとつひとつの表情や仕草が、こんなに愛らしいとは!
そして、母と毎日ぐうたらすごしていただけのはずなのに(笑)、
いつの間にかどんどん大きくなって、
どんどんできることが増えていくのに、ただ驚かされるばかり。
きっと、ものすごい速さで、全身で、世界を吸収しているんだね。
語弊を恐れずに言うのなら。
娘をみていると、
本当に、私にできることなんてなーんにもないな、
って感じたり、するのですね。
いい意味でね。
こんな、奇跡のように宇宙から私の元に託された存在だもの。
その輝く生命に敬意を払うこと、
そしてこの魂が生きるのを、ただ見守らせてもらうだけ。
それが自分にできるすべてじゃないか、と。
あとはせいぜい、私自身がたくさん幸せでいて、
たくさん一緒に、笑い方をみせてあげる、くらい。
もちろん現実の事象としては、
親として、それこそ必死になって「なにができるか」試行錯誤しながら、
生活していくのでしょうけれど。
それでも。
この偉大なる存在に対してなにかできるなんて思うのはおこがましいよね、
って気分になるのは本当で。
それは当然、子供に限ったことではなくてね。
だって、私たちはすべからく、宇宙に愛された子供たちなのですからね。
…そんなことを、ぎゃーぎゃー奇声を発し続ける娘をひざの上に乗せながら
つづれるようになったのは、少しは私も母親業に慣れてきたということかな?(笑)
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